犬の骨折は意外と多い?!
ヨーキーやチワワ、プードル、ポメラニアンなどの小型犬種に多い骨折。子犬の頃は特に注意が必要です。
我が家の三歩と四々丸も、骨折経験があります(T_T)・・・四々丸に至っては現在進行形です。

原因は?
- ソファなどからの飛び降り
- フローリングでの転倒
- 人に踏まれてしまった
- 落としてしまった
- 事故(交通事故・咬傷事故など)
原因は様々ありますが、最後の事故以外はどれも些細なことですね。
小型犬の骨は割り箸のように細く、とてももろいです。ちょっとしたことでポキッと折れてしまいます( ;∀;)
うちのこも・・・
<三歩>

友人が抱っこしていて、床に下ろす際に20センチ程の高さから落ち骨折しました。
わんちゃんって床に下ろそうとする時自分でちょっとジャンプしますよね?あれです。
ぴよっとした時に手を放してしまうと危険です。必ずわんちゃんの足が地面に着いたことを確認して手を放すようにしましょう。
その時の骨折は、体重も関係していたと思います。
三歩のベスト体重は1.3kgなのですが、骨折当時は1.5kgをオーバーしていました。たかが200g、されど200g。
特に2kg以下の小さな子にとって200gの差は大きく、かなり肢に負担がかかっていたのだと思います。
骨折以降は体重管理も気を付けるようにしています。
高い所からのジャンプはそもそも運動神経がないのと臆病なのでこの子はしません。なので、三歩に関しては再骨折の心配はしていません。
<四々丸>

現在も治療中の四々丸は、生後6か月で骨折しました。
ご飯前にテンションが上がって走り回り、正座をした私の膝の上を駆け抜け・・・キャイーン!高い所から飛び降りた訳でもなく、着地に失敗した訳でもなく・・・。
四々丸はチワワとプードルのMIXなので、チワワの骨でプードルの運動神経を持っています。骨格がアンバランスなうえに破天荒な性格をしていて、とても骨折しやすいタイプです。
2回の手術を終えてあと少しで完治!・・・のところで逆肢を骨折してしまいました。
私はその場に居なかったのですが、トイレの為にクレートから出した時にテンションが上がって跳ねてしまったようです。。。
何か月も狭いクレートの中で過ごしている為、たまにお外に出れるとめちゃくちゃテンションが上がってしまうのです。その気持ちも痛いほどよく分かりますが、ショックでした。
四々丸は、1.4kgの小柄なチワプーですが運動神経がずば抜けています。50cm以上ある柵を飛び越えたり、椅子に座った人の膝に飛び乗ったり・・・本当に危険な動きをします。
子犬の安静って想像以上に難しいです。性格にもよりますが、そもそも大人しい子は骨折しないと思うので・・・。笑
<二姫>

二姫は、骨折ではないですが前肢がぐにゃっと曲がっています。お迎えしてすぐにある日突然足が曲がっていることに気が付きパニックになったのを覚えています。
原因がずっと分からなかったのですが、数年してある獣医さんにお話しを聞いたところ「成長板損傷」だということが分かりました。
人間もそうですが、肘から下は2本の骨によって支えられています。骨の端にある軟骨が増えることによって骨が伸びていきますが、その部分が損傷することにより骨の成長が止まってしまい、2本のうち1本だけが成長する為、肢が弓なりにびよーんと曲がってしまうのだそうです。
おそらく我が家に来る前に高い所から落ちるなど、強い衝撃があったのだと思います。ある日突然曲がったのではなく、じわじわと成長しながら曲がっていったようです。
本人は痛みに強いタイプなので全く気にする素振りはないですが、老後がとても心配(;´Д`)
骨折ってどんな治療をするの?
いざ骨折してしまったら。現在は様々な治療法があるようですが、基本的には次にあげる2つの方法のどちらかになると思います。

ギプスで固定
こちらはあまりやらないと思いますが、人間同様ギプスで固定する方法。
骨折の程度、部位、わんちゃんの性格などによって判断されます。
何度も言いますがわんちゃんの安静はとても難しいです。「大人しくしててね」が通じればどんなに楽か・・・。笑 ギプスでの固定は本当に安静に出来るような子にしか出来ないと思います。
また、当然おしっこやうんちで汚れるので不衛生になりやすいということもあります。
プレート手術
こちらが圧倒的に多いのではないかと思います。うちの2頭もこの方法です。
手術でプレートを入れてしまうので術後数日で普通に歩けるようになりますが、手術の痛みさえ引いてしまえば本人は元気になってしまうので注意が必要です。
1回目の手術でプレートを入れ、2回目の手術でボルトを数本抜き、3回目の手術でボルトとプレートを全て除去します。3回の手術・・・かわいそうですね(T_T)
この手術の回数は先生の方針や骨の状態、わんちゃんの性格などにもより変わってきます。プレートを抜かずに残すこともあります。
うちの子は同じ先生にお願いしていますが、三歩はプレートを全部取りました。でも四々丸はもしかしたらプレートを残したままにするかもしれません。再骨折の可能性がとても高いので・・・。
プレートをそのままにするか抜いてしまうかは今後の経過をみながらになりますので、定期的にレントゲンを撮りながら先生ともじっくり相談していきます。
愛犬が骨折した!

落としてしまったり高い所からジャンプした際、キャンキャン泣いて肢を地面に付けない、少しでも触るとすごく痛がるなど、骨折した場合はすぐに分かると思います。尋常じゃなく痛がります(T_T)
動かさないで!
抱っこして「大丈夫だよー」「どこが痛いの?」と、やりたくなりますがとにかく動かさないでください。
すぐにケージやクレート(なるべく狭い方が良いです)に入れましょう。なければ段ボール箱などでも良いので、わんちゃんが飛び出したりしない物を用意してください。
冷やしたり添え木を当てようとして動かすと、患部が腫れてすぐに手術が出来なくなってしまう場合があります。
私も高校生の頃骨折し、先輩に無理やりテーピングされて死ぬほど痛くて死ぬほど腫れたことがあります。いい思い出ですね( 一一)笑
とにかく、安静に、動かさず、すぐに病院へ行きましょう。
お家では?

病院で治療をした後はとにかく安静です。わんちゃんは痛みに強いのですぐに元気になってしまいます。心を鬼にしてクレートに入っていてもらいましょう。
理想は立ち上がれないような小さめのクレートに入れトイレの時だけ出してあげるのが良いですが、お留守番が長かったりする場合はトイレとベッド(段差のない物)が置けるサークルなどでも良いと思います。
ですが、わんちゃんによっては動き回ってしまったり「出してー」とぴょんぴょんしてしまう子もいると思いますので、しばらく病院で預かってもらうのも方法です。
術後は抗生剤や胃薬の投薬があります。忘れずに飲ませてあげましょう。
どのくらいで治る?
経過や骨折部位にもよりますが、半年以上はかかってしまうと思います。完治をしても再骨折には十分注意しましょう。
先生からOKが出れば完治の前にもお散歩は出来ますが、無理のない範囲でゆっくり短時間、気分転換程度にしてくださいね。
ベッドやソファに飛び乗ってしまう子の場合は撤去がベストです!( `ー´)ノしかし、なかなか難しい場合もありますよね。
飼い主様が見ていられない時はソファにゲートを付けてしまったり、飛び降りないように階段をつけてあげる方法もありますが、階段は使ってくれない事が多いです・・・。笑
トリミングは出来る?

クレートの中でおしっこしてしまったり、同じ体勢で寝ている為毛玉が出来やすかったり・・・。綺麗にしてあげたいですよね。
獣医さんと相談してブラッシングや部分シャンプーをしてあげると良いと思います。
先生からOKが出れば全身のシャンプーも可能ですが、念のためお家シャンプーではなく動物病院でのシャンプーをおすすめします。
また、ウォーターレスシャンプーを使ってブラッシングしてあげるだけでもだいぶ違います。
シャンプーの出来ないシニアのわんちゃんなどにもおすすめなので、今度ブラッシングの仕方も記事にしますね(#^^#)
まとめ:骨折しても犬は学習しません!
残念ながらわんちゃんは「ジャンプしたらまた骨折してしまうかも・・・」とは考えません。
骨折するほど破天荒な子は、骨折しても破天荒です(-“-)何が危険なのかは飼い主様が判断してあげてください。
障害物が何もない部屋にするのは不可能です。見ていられない時はハウスに入っていてもらいましょう。
私もめちゃくちゃ反省すると共に四々丸の絶対安静頑張ります。同じように愛犬の安静に頭を悩ませている飼い主様、一緒に頑張りましょう!!

Trimming salon Petit coffret(トリミングサロンプチコフレ)
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